これまでの HAL は沢山の関連アプリケーションを手動でインストールせねばならず、環境を構築するまでが大変でした。

HAL version 2.0 では、この環境構築を自動で行うシェルスクリプトが提供されています。

基本的には、まっさらな状態の Raspberry Pi で、シェルスクリプトを実行するだけで HAL の実行環境が自動でインストールされます。

このページでは、その流れをご説明します。

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公開日時:2016/12/14 21:07
最終更新:2019/12/10 04:18

HAL のファーストステップ

Raspberry Pi はとても高性能で便利なコンピューターですが、とても自由度が高く、高性能過ぎてどう使ったら良いのか迷ってしまうという人が多いようです。

ソケットサーバー「HAL」はそういう人のためにつくられたサーバー・アプリケーション・フレームワークで、ちょっとしたアイデアをすぐに形にすることができるように作られています。

しかし、これまでの HAL は沢山の関連アプリケーションを手動でインストールせねばならず、環境を構築するまでが大変でした。

HAL version 2.0 では、この環境構築を自動で行うシェルスクリプトが提供されています。

基本的には、まっさらな状態の Raspberry Pi で、シェルスクリプトを実行するだけで HAL の実行環境が自動でインストールされます。

このページでは、その流れをご説明します。

HAL の実行に必要なもの

HAL の実行にあたっては、Raspberry Pi に Raspbian OS がインストールされている事が条件ですが、「自動インストールスクリプト」を利用するにあたっては、他に USB マイクがあると良いでしょう。

HAL は単体でも動作しますが、音声認識エンジン「Julius」と併せて利用すると、より一層 Raspberry Pi の楽しさを体験できるでしょう。自動インストールスクリプトでインストールされる環境は、音声認識を利用することを想定して構築されます。このため、以下のような USB マイクを準備することをお勧めします。

Raspberry Pi にはアナログマイク端子は無いので、USB マイクが必要です。上記でなくてもかまわないので、お好みのマイクを用意して下さい。

また、各種ソフトウェアはインターネットからダウンロードしてインストールされます。ですから、事前にインターネットに繋がる環境を構築しておく必要があります。

インストール前に最低限やっておきたいこと

HAL をインストールする前に、最低限やっておきたいことを ラズパイの最低限セキュリティ・セッティングに記しました。

HAL を安全に利用するために、是非、上記の設定を行っておきましょう。

HAL のインストール

さて、root パスワードの設定、SSH の設定、SSL 認証設定が終わったら、いよいよ、HAL のインストールです。

冒頭で説明したとおり、HAL のインストールはほぼ完全に自動で行われます。インストールにかかる時間は大体 40 分程度(OpenCV をインストールする場合は 60 分程度)で、最初だけ質問に答える必要がありますが、あとは放置で構いません。

インストールがどんな感じで行われるのか、動画を作成しましたのでご覧になって下さい。感覚がつかめると思います。

では、自動インストールスクリプトの入手方法ですが、まず、ターミナルを開いて wget で自動インストールスクリプトをダウンロードします。

wget -O setup_trial.sh "http://feijoa.jp/getFile/?place=products&filename=setup_trial.sh"

次に、このスクリプトに実行権限を与えます。

chmod u+x setup_trial.sh

これで setup_trial.sh が実行できるようになったので、管理者権限で実行します。

sudo ./setup_trial.sh

あとは幾つかの質問に答えるだけで、HAL の環境が自動でインストールされます。

このように、自動インストールが終わった後は Raspberry Pi を再起動し、ターミナルを開いて

sudo hal start

で、HAL が起動します。

とっても簡単ですね!

なお、HAL の起動に関するコマンドは hal コマンドの解説 を参照して下さい。

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