HAL version 2.0 からは環境構築を自動で行うためのインストーラー・スクリプトが提供されました。今まで煩雑だった HAL の環境構築が、とても簡単になります。

このページでは、自動インストール・スクリプトの使い方と、インストール・スクリプトが何をしているのかをご説明します。

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公開日時:2016/12/14 21:07
最終更新:2019/12/10 04:19

HAL のインストーラー・スクリプト詳細

さて、これからソケットサーバー「HAL」のインストールについて説明します。まず、ユーザーのホームディレクトリに移動して下さい。

cd ~

HAL version 2.0 から、環境構築を自動で行うためのシェルスクリプトが提供されました。

シェルスクリプトとは、ソフトウェアのインストール等を行う際に入力するコマンドを記述しておき、そのスクリプトを実行することで、煩雑な処理を自動化するための簡単なプログラムです。

このプログラムは、

wget -O setup_trial.sh "http://feijoa.jp/getFile/?place=products&filename=setup_trial.sh"

で取得できます。内容については、ただのテキストファイルですので、

cat setup_trial.sh

等で確認できます。

この setup_trial.sh に chmod で実行権限を与え、スクリプトを実行してください。いくつかの質問に対して入力を行えば、ソケットサーバー「HAL」の環境構築が全て自動で終わります。時間は約 40 分、OpenCV もインストールする場合は全部で 1 時間程です。

sudo chmod +x setup_trial.sh

sudo ./setup_trial.sh

インストール作業はこれだけです。全てのインストールが終わり、Raspberry Pi を再起動したらログインし、

sudo hal start

で、HAL が起動します。

HAL 環境構築前の質問事項

以下に、インストール前の質問事項の詳細を記します。

Please input the target HAL package name (e.g. HAL_trial.tar.gz)

インストールするHAL体験版のパッケージ名を入力して下さい。

例)HAL_trial.tar.gz

※製品版ではこの項目はありません。

Please input the sha1 check sum

インストールするHAL体験版のSHA-1チェックサムを入力して下さい。ダウンロードされたファイルが破損していないか? 改ざんされていないか? をチェックします。

※製品版ではこの項目はありません。

Which nettwork card that you want to use with HAL (default=eth0)

HALで利用するネットワークカード名を入力して下さい。例えば有線LANを利用する場合はeth0、無線LANを利用する場合はwlan0 等でしょう。(エンターを入力すると、自動で eth0 が設定されます)

Please input the WEB account (default=hal)

webapps ディレクトリ内の WEB アプリケーションフレームワークのログインアカウント名を、任意の英数字で入力して下さい。

Please input the WEB password (default=halpass)

webapps ディレクトリ内の WEB アプリケーションフレームワークのログインパスワードを自由に入力して下さい。8文字以上の英数字記号を混ぜることをお勧めします。

Please input the directory path of HAL (default=/var/www/HAL)

HAL をインストールするディレクトリパスを指定して下さい。(エンターを入力すると、自動で /var/www/HAL ディレクトリにインストールされます)

Please input Timezone of PHP (default=Asia/Tokyo)

PHP に設定するタイムゾーンを指定して下さい。(エンターを入力すると、自動で Asia/Tokyo に設定されます)

Please input DocumentRoot path of Apache (default=${HAL_ROOT}/webapps/public)

Apache に設定するドキュメントルートパスを指定して下さい。(エンターを入力すると、自動で /HAL/webapps/public/ ディレクトリに設定されます)

Use SSL [y/N] (default=N)

SSLサーバー認証用の自己署名証明書を Apache にインストールするか設定します。(エンターを入力すると証明書設定はインストールされず、HTTPS通信は準備されません。yを実行する場合は、事前に自己証明書を作成して下さい)

SSL通信用自己証明書の発行手順に添って、鍵ファイルを作成している場合に表示されます。

Would you like to install openCV? [y/N] (default=N)

OpenCV ライブラリをインストールするか設定します。OpenCV ライブラリをインストールすると簡単に顔認識等ができるようになりますが、コンパイルに非常に時間がかかります。(エンターを入力すると OpenCV はインストールされません)

Reboot when an instration has done. [Y/n] (default=Y)

全てのインストール後、Raspberry Pi を再起動するかどうか設定します。(音声設定を有効にするには、Raspberry Pi の再起動が必要です)

自動インストール内容詳細

自動インストールは約 40 分程(もし OpenCV をインストールする場合は +20分程)で終わります。エラーが発生しない限り、上記の質問の後は最後まで自動でインストールが行われるので、何か別のことをして放置していただいて構いません。

以下に、何をインストールしているのかを記します。もし不要なインストールがある場合はシェルスクリプトを編集して不必要な部分を削って下さい。

なお、再度自動インストールシェルスクリプトを実行する場合、基本的には既にインストールされているアプリケーションはスキップされます。

以上です。

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